赤松良子さん

当時は均等法ができると日本がつぶれるとか国際競争力を失うとか、いや、かまびすしかった。
・・・(中略)・・・
当時、婦人少年問題審議会の婦人労働部会というところでいろいろ議論したのですが、経営側がテーブルにつかない。反対声明を出すとまで言いだし、それはないでしょうと言って理解していただいた。労働側も労働基準法の改正には及び腰だったし、また女性団体は最初は熱心な応援団だったのですが、途中からつまらない法律ならいらないと言い出しました。でも今振り返れば、作って良かったと思っています。
(NIKKEI NETには記事掲載なし)

私は均等法前入社組なので、就職時には恩恵を受けられなかった。でもあって良かったと思う。こういう先人の努力に感謝したい。
その赤松さんが制作に関わったという映画『ベアテの贈りもの』も観にいきたい。ベアテさんは憲法草案作成時に「男女平等」の第14条、第24条を盛り込んだ女性。