斉藤とも子さん

奨励賞に選ばれた、斉藤とも子さんの「きのこ雲の下から、明日へ」は、母親の胎内で被爆した「原爆小頭症患者」とその親たちの苦難の生活史を紹介した著作です。斉藤さんは女優ですが、多忙な仕事のかたわら、足しげく広島に通い、親子からの聞き書きを重ねてこの記録をまとめました。元々は大学での修士論文。「芸能界にいながら独学で大学院まで進み、そのうえ原爆被害に関する論文をまとめるなんてだれでもできることではない。その絶えざる努力に敬服する」とされました。

斉藤とも子さんが、第11回平和・協同ジャーナリスト基金賞の奨励賞を受賞。
この夏のTV番組で、彼女が小頭症患者の支援をしているという話を見た。これ→ http://www.rcc.co.jp/peace/h05_05.htm
著作もあったのね。しかも独学で大検を受け、三浪して大学へ入り、大学院までとは、すごい努力家だ。使命感を持つ人の粘り強さを感じる。