人身売買と日本

 人身売買の実態を把握するのは難しいが、国際労働機関(ILO)の推定によると、少なくとも245万人が犠牲になっているという。被害者が最も多い地域は東南アジアで、22万5000人とみられる。
 
 その大半が女性で、たいていの場合、売春や営利目的の結婚、家庭内労働など劣悪な環境に置かれている。売買を手掛ける犯罪組織は、年間およそ70億−120億米ドルを稼ぎ出しているといわれている。
 
 日本も無縁ではない。白書は、人身売買されて日本などで売春婦として働いているブラジル人は最大7万人に上ると指摘している。国連資料を基にした地図では、日本は人身売買の被害報告はゼロだが、犠牲者の受け入れとしては「非常に多い」国の1つになっている。

いったい誰が買っているのか。私は無縁のように思っているのだけど。でも、人に連れられて、フィリピンパブもチャイナパブも行ったことがあるから、無縁とは言えない?