望まない妊娠防止のための緊急避難ピル

 チリ統計院によると、女性が生涯に産む子どもの数を示す合計特殊出生率は03年で1.9。フランスや米国とほぼ同じ。だが、約15%が10代の少女から生まれ、1.7%の日本と比べると約10倍。全出生児の半数以上が独身女性から生まれているのも特徴だ。
・・・(中略)・・・
 バチェレ大統領は9月はじめ、14歳以上の女性を対象に、それまで暴行被害を受けた場合にだけ提供していた緊急避妊ピルの無料提供を始めた。両親の承諾は必要ない。

望まない妊娠で、肉体的にも精神的にも、その後の人生設計の上でも、負担を強いられるのは女性。その対応策として緊急避妊ピルの提供に同意する。だけど、これが普及すると、コンドームの使用を拒否する男性が増えてしまうのではないか。エイズ防止のためにも、緊急避難ピルの一般普及には賛成できないなあ。難しいところ。