リードする女性

 そう、ロビンソン夫人は正直だっただけ。あの映画『卒業』が公開されたときは、近所のベンジャミン(ダスティン・ホフマン)を誘惑するロビンソン夫人(アン・バンクロフト)の姿に世界は衝撃を受けたわよね。
・・・(中略)・・・
 それまでは、フロイトが言ったように「男は求め」「女は求められたがる」のが男女の性だと社会的に考えられてた。それをロビンソン夫人は頭からまっさかさまに奈落の底に突き落としたのよね!
 
 そしてあっという間に、男性が「経験豊富な女性」に誘惑されるファンタジーを持つのはフツーなことになったっけ。トム(28歳)の「すっげー色っぽい年上の女性にバーで声かけられて、ホテルの部屋に連れ込まれて、荒々しいセックスをして、そんでポイと放っぽりだされる……クーッ、たまらないね!」というファンタジーはけっこうよく聞く典型タイプ。

うーん。日本ではあまりないパターンではないかと・・・。
まあ、これほど極端ではないにしろ、女性が性(心と体)を素直に表現できるようになったのは、良いこと。相手が年上だろうが年下だろうが、関係ないんじゃないかな。