仏大統領候補セゴレーヌ・ロワイヤル氏

 訪日45回を数える大の親日シラク大統領とは対照的に、ロワイヤル氏は家庭・児童担当相として1度訪日しただけ。男性優位の仏政界でもまれてきただけに性差別には敏感で、和製アニメ・マンガを批判した89年出版の自著では「日本社会は暴力とポルノに寛容」と形容。このため大統領に当選したら、日仏関係が冷え込むとの懸念が日本政府には強い。

1989年と今とで、どのくらい状況が変わっているのか。私には良くわからない。均等法によって雇用面では良くなったと言えるのでは? でも、DV・人身売買・児童ポルノの状況は悪化しているのではないか。いえ、根拠はないが。逆に「今はそんなことはありません」と自信を持って言えるデータはあるのだろうか。