男性のヌードポスター

 岩手県奥州市の黒石(こくせき)寺で繰り広げられる伝統行事、蘇民祭(そみんさい)の観光ポスターを市が駅構内に掲示しようとしたところ、JR東日本から待ったがかかった。「男性の裸に不快感を覚える客が多い」というのが理由だ。

男性の裸がすべて悪いのではない。もうずいぶん前のことだが、サッカーのポスターで釜本がオールヌード(ただし後姿)になったことがあった。あれは悪くなかった。
でもこのポスターはどうもねえ。いや、胸毛やひげが嫌いだというわけではない。太っているからNGというのでもない。でも、この被写体は見ていて気持ちが良くない。なぜ、この胸毛のひげの太った男性が吠えている様子をドアップにする必然性があったのか。このお祭は何のお祭なのか。意味不明。
もっとも、こういう男性に魅力を感じる人だけが祭を見に来てほしい、というのであれば、効果的なポスターなのだろうが。