施設利用の女性優遇廃止

一昔、いや二昔くらい前までは、「女性=収入が少ない、男性=収入が多い」という図式が成り立っていた。例えば、職場の飲み会などでも「男性5千円、女性3千円」式の料金設定が多かった。

今やそういう図式は、少なくとも私の周りでは成立しない。だって、40代管理職の私が30歳一般職男性よりも宴会の会費が安いというのは、誰の目から見ても納得いかないでしょう。しかもたくさん飲むのに(それは別問題)。それで私の周りでは「管理職5千円、一般職3千円」というような料金設定になっている。

もっとも、同じ40代管理職でも、私のように自分の収入を独り占めしている人と、一人の収入で家族4人が生活しているという人とでは、可処分所得が違う。もっと言えば、扶養家族のいる40代男性よりも、シングル自宅住まいの20代女性のほうが、可処分所得が多いのかもしれない。

そう考えると「『女性=収入が少ない→料金半額』は逆差別だ」という言い分は非常によくわかる。

ただ、依然として、女性がパートタイム労働などの低賃金労働に押しやられている、ということも忘れてはならない。