女性賃金差別訴訟

　同社で働く「既婚女性」の第１号。長男も出産し、「犬や猫でも子どもは母親が育てているのに、君は保育所に預けている」と上司の男性に暴言を吐かれたが、会社を辞めなかった。
・・・（中略）・・・
　92年に意を決して、当時の人事室長に能力評価について尋ねた。「女性は（最低の）Ｃ評価だよ。北川さんだけ差別しているのではない。女性にＢ評価はつかないよ」と言われた。
（引用部分は新聞の社会面記事から）

原告のみなさん、勝訴おめでとうございます。提訴にいたるまでのさまざまな差別、そして提訴からの10年、それはそれは大変だったろう。お疲れさまでしたと、心から労をねぎらいたい。
こういう先人がいるからこそ、私達の今があるのだとつくづく感じる。
住友金属工業は「即座に控訴」だそうだ。こういう会社には、女性の就職希望は集まらないだろうねえ。それで良い会社として存続しつづけられるのか、見ものだ。

4/3追記

「住友金属男女差別裁判を勝たせる会のホームページ」http://www.k2.dion.ne.jp/~sumikins/に、裁判の詳細が掲載されています。ご参考。