男女共同参画白書

内閣府男女共同参画局が発行している白書。今年の序説に取り上げられたテーマは「科学技術」。

過去の白書でも、序説で「都道府県別にみた男女共同参画社会の形成の状況」「国際比較でみた男女共同参画社会の状況」というように、さまざまな視点での分析が掲載されていた。でも、今年の「科学技術」という視点はなんとなく唐突感がある。

確かに、序説に書かれているように、科学技術の進歩によって家電製品が普及し、「家事負担への影響等を通じて人々の生活に変化をもたらした」し、工作機械などが進歩して「肉体的に負担の大きい作業が減少して安全性が高まり,女性が進出することが容易となった」し、「オフィスでの事務作業についても,定型的な作業については情報通信機器の導入などにより自動的に処理できる範囲が増加した」。

そのことと、「科学技術分野での女性研究者を増やそう」ということとの結びつきがわかりにくいなあ。もうちょっとじっくり読めばわかるのかな。真面目に読んでみるか。