女性器切除

国連児童基金ユニセフ)はカイロで24日、中東、アフリカ地域の計28カ国で、現在も推定で年間約300万人の女性が割礼(女性性器の一部切除)を受けているとの報告書を発表した。
報告書は「(犠牲者は)これまで考えられていたよりも多い」とし、移民の増加で中東、アフリカ地域だけでなく、世界的な問題になっていると指摘。一方で「一世代でなくすことができる」として、各国政府や地域社会の協力を呼び掛けた。

年間300万人という数に驚く。日本で生まれる女の子は毎年約54万人。

女性器切除(FGM)も、理屈ではなく「伝統」なのだと、アフリカの男性なら言うのだろう。日本の男性が、女人禁制をそういうのと同じように。いや、女人禁制は、体に傷を負うわけではないのだからまだまし。FGMは明らかに女性に対する暴力だ。