仕事と子育ての両立支援

 30歳前後で仕事を持っている女性の割合が増えているが、主な理由が「働く未婚女性の割合が増えていることによる」との調査結果が29日、政府の男女共同参画会議で報告された。今回の調査で、改めて「女性は出産、育児で退職する」という男女の役割分担の固定化が改善されていないことが明らかになった。

 政府の有識者会議「少子化男女共同参画に関する専門調査会」(会長・佐藤博樹東大教授)は29日、少子化対策の一環として、正社員とパートなど非正規社員の「均等処遇」に努める企業に対し、支援強化を求める提言をまとめた。小泉純一郎首相が議長を務める男女共同参画会議に報告し、了承された。
 首相は「(子育てのために)仕事を辞めたくない人は辞めなくてもいいように、辞めた人は(職場に)戻りやすい環境をつくる取り組みを一層進めてほしい」と述べ、仕事と子育ての両立支援策の拡充を図るよう指示した。

仕事と子育ての両立支援、賛成。でも女性にだけ“仕事と子育ての両立”を押し付けないでね。そういう考えこそが、少子化を引き起こしているのだから。