定年後の夫婦

 生保各社の営業・金融の専門家でつくるMDRT日本会が、既婚男女516人に調査した。夫のリタイア後に夫婦の時間が増えることに、夫の48%が「うれしい」と答えたのに対し妻は27%。「うれしくない」は夫が16%、妻は32%だった。
 
 「生まれ変わっても今の相手と結婚したい」と肯定したのは、夫41%に対し妻は26%。逆に「相手に先立たれた時、人生の楽しみを見つけられるか」では、「見つけられる」妻は65%もいたが、夫は45%。「夫婦は同じ墓に入るべきか」でも、肯定は夫が49%で妻は34%だった。

夫が家にいるがうれしくない(32%)人は、たぶん、生まれ変わっても今の相手と結婚したいとは思わない(26%)だろうし、夫がいなくても人生の楽しみを見つけられる(45%)し、同じ墓に入らなくてもいい(34%)と思っているのだろうねえ。つまり、一貫してネガティブな回答態度なんじゃないかな。

そうだと仮定すると、四人に一人(25%)は、心がすっかり離れた妻だってことだ。そんなにアンハッピーなら、一緒にいる意味はないんじゃないかしら。定年を待たずに早めにお別れしたほうが、人生を有意義に過ごせるんじゃないかな。少なくとも妻の側は。