中絶禁止

サウスダコタ州下院は24日、ほぼすべての人工妊娠中絶を禁止する州法制定案を50対18で承認した。AP通信が伝えた。新法制定には知事の署名が必要だが、共和党のラウンズ知事は前向きと伝えられ、7月1日施行の見通し。連邦最高裁の判事構成が変わったことを受け、中絶を合法とした73年の最高裁判決が見直されることを期待しての対応で、他の州議会にも追随する動きがあるという。

その「最高裁判決見直しの動き』というのが、こちら。

米連邦最高裁は21日、妊娠中絶の一部を禁じる連邦法の合憲性について審理することを決めた。同法はブッシュ大統領の積極的な後押しで03年に成立したが、全米3カ所の控訴裁が昨年相次いで「憲法違反の疑いがある」と判断、効力を一時停止する命令を出している。連邦最高裁判事の構成は、今年に入って中道派判事の後任に保守派が就くなど変わっており、妊娠中絶論争が最高裁の場で再燃しそうだ。

生む・生まないという決定は、女性自身の権利として確保すべきだと思うし、望まない妊娠を安全に中絶する環境も整備すべきと思う。こういう法律ができると、望まない妊娠を、闇で中絶せざるを得ないことになり、それは女性の生命・健康にとって、危険な環境になる。
中絶を禁止するなら、少なくとも、男性による女性のレイプがゼロになってからにしてほしい。あ、それから、ほら、妊娠した相手を放り出して、逃げちゃう男もいるからね、それもゼロになってから。