多様性

 かつて、先輩女性たちは「妊娠したら退社」の暗黙ルールで次々と辞めていった。しかし2001年に社長直属の「女性かがやき本部」が発足し、風向きが変わった。女性の戦力化や就業継続の推進が本格化したのだ。佐々木さんは3年前に出産し、育児休暇の取得に加え、短時間勤務や在宅ワークも利用した。
 「かがやき本部」は改組され、今春からは「多様性推進本部」となった。“女性の活躍”だけでなく、「性別や年齢、国籍によらず活躍できる組織風土」の実現を掲げる。

女性の“かがやき”“きらめき”から卒業する会社も出てきた。まだ女性が輝けない会社も多いのに。